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NARF&Co.

東京・南青山を活動拠点とするプロダクション会社NARF&Co. のオフィシャルブログ。

「東京レインボープライド2017」参加してきました!

「東京レインボープライド2017」、参加してきました。

2012年では4500人だった参加数も年々規模を拡大し、今年は東京のプライドパレード史上最大規模の参加数(2日間合計105,000人)に上ったそうです。今年のテーマが「CHANGE!」だったので、日本におけるレインボープライドが今までどの様な変化を辿ってきたのか少し調べてみました。

 

最初の一歩

日本初のゲイ・プライド・イベントとなる「東京レズビアンゲイ・パレード」が開催されたのは1994年でした。この間知ったことなんですが、WHOの精神疾患リストから、ホモセクシュアルバイセクシュアル(驚き!)が削除されたのは1990年の5月。90年代の音楽が好きな私にはまだそんな遠くない時代のことのように感じます。新宿二丁目では楽しくやっていたはずですが、世間的には風当たりが強い時代に最初のパレードが実施されました。

「日本でもとうとうゲイのパレードが」ということで、東京そして全国から3000人以上の参加者を集める成功を収め大きな一歩を踏みます。その後、3年間続きますが、当時は二丁目のゲイコミュニティからの有志で行っていたこともあり、運営体制など様々な問題から残念ながら3年間で一旦休止状態となったそうです。

 

コミュニティのCHANGE

1997年以降は、ゲイの男性だけのパレード、レズビアンの女性だけのパレード、労働者に特化したパレードなどのパレード目的の細分化、東京以外の場所でのパレードやマーチなど国内で多種多様な別組織ができて小〜中規模なパレードが乱立する時代がきます。色々なイベントが開催されること自体はとてもいいことですが、この時期の細分化は世の中へ訴求するパワーの分散/減退を招いたと感じる人も多かった様です。

2000年になり、「「東京レズビアンゲイ・パレード」(前述の組織とは「&」が入っている点が異なっている)が開催され、また1つになり戻ってくる兆しはありながら、ボランティアに頼る資金面などの困難などもあり、不定期での開催が続きました。また、この頃には同じLGBTコミュニティの中でも細分化も進み、「レズビアンゲイ・パレード」という名称が限定的・排除的であるとして、他のセクシュアルマイノリティからの意見も出たため「東京プライドパレード」へと名称を変更し再建します。しかしながら、このプライドも終わりを迎えました。

 

開催意義のCHANGE

そこで、2011年運営経験者からそうでない人まで含め新たに組織された主催団体(現在のNPO法人 東京レインボープライドが発足、翌年の2012年4月29日に「第1回 東京レインボープライド」が開催されました。「東京でのパレードは3年ぶり!」ということで初年度はパレードを待ち望んでいた4500人が参加をしました。第2回、第3回と順調に回数を重ね毎年1万人近く集客することができました。更に、LGBTのためだけでないことを目指して、第4回にはぐっと人数が増え6万人の参加となり、現在の東京レインボープライドに近い姿となりました。今年は、大きな飛躍をした第6回でした。

 

ここに来るまで色々な変遷を辿ってきていますが、掲げる組織名や代表は違っても一部の運営メンバーやボランティアの方々や参加者は同じ道を歩いてきたこともわかりました。また、運営メンバーも多様化しLGBTコミュニティの中でも考え方の変化が起こって来たことや、差別に抗議したり、権利を主張する時代から、ダイバーシティの推奨を掲げる時代へとの変化も大きいと思います。1番手が切り開いた市場を2番手3番手が確立するのはビジネスでよくあることですが、世の中の流れ、そして最初の一歩を繋げてきた運営のメンバーやボランティアの方々、なによりパーレードに参加し続けた人々のの力はとても大きかったと思います。

 

企業側のCHANGE

私自身は、第4回目から参加しているので、現在のレインボープライドの形しか目にしていませんが、2015年から振り返っても今年2017年は更に盛り上がりを見せていたと感じました。今年のスポンサー企業は、ゲータレード丸井グループDIESELアルファロメオMIXIGoogle、GAP、freee、イギリスやカナダ大使館など多種多様。中でも、国内大手の資生堂Panasonicもブースを構えていたことに時代の移り変わりを感じました。

広告業界でも、LGBT市場と言われる時代ですが、例え商品やサービスを売るためであってもイメージが悪くなるという理由で出展したがる企業が少なかった昔に比べ、現在はダイバーシティを推奨することや多様性を応援することは良いイメージにつながる、LGBT市場への期待、また採用を多様化したいという企業側の意識の変化も起こりました。

 

さて、NARF&Co.では、先日ロゴを制作したドイツ証券も加入しているLGBT FINANCEグループのフロート制作を致しました。LGBT FINANCEは、金融機関で働くLGBTの社員の個性を尊重し、支援する職場環境を作り出すと共に、LGBTコミュニティを取り巻く課題への意識高上を目的として設立し、今年は16社が参加しました。全社約250名のグループでスローガンを掲げて代々木公園〜表参道を歩いて感じたことは、「とにかく楽しい!」というものでした。沿道からの暖かい声援、笑顔、ハイタッチなどに逆にパワーをもらいとても幸せな気持ちになりました。参加する3年前までは、主張がしたいLGBTのためのものと思っていましたが、人間にとって大切なLOVEとPEACEを掲げるハッピーなイベントへと変わっています。

 

日本ではデモ扱いのため、海外と比べるとまだまだの規模ですが、将来的に更なるCHANGEが起きて、「東京レインボープライド」が、みんなのお祭りとしてLOVEをシェアできることを願ってこの記事を書きました!

なお、フロートを出さなくても事前受付をすれば誰でも歩くことができます。興味を持った方、是非来年のGWは一緒に渋谷区の中心から愛を叫んでみてはいかがでしょうか。

text by @meg_narf

 

東京レインボープライド LGBT FINANCE

映像制作 NARF&Co.(@narf_co

FILMING TAKURO WATABE

挿入歌 AYACA - Seasons of Love (cover)

www.youtube.com